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タイで就職する為の転職活動の進め方、各種情報について

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東南アジア諸国は、これからさらに経済成長することが予想されています。様々な国の中でも、日本との結び付きが強いのがタイです。古くから日系製造業の海外工場拠点としての歴史があります。

また、近年の中国リスクを回避する意図で、チャイナプラスワンと呼ばれるように中国からタイやベトナムへ生産拠点を再進出・増強する流れが続いています。

歴史的にも日本とタイは友好関係を築いており、政府間でも民間でも交流が盛んです。今回は、そんなタイでの就職事情に関してご説明します。

 

タイの基本情報

概要

タイは、日本と同じ立憲君主制を採用しており、王室があります。日本以上に王室を尊敬することを教えられており、国民の王室への信頼感は非常に高いです。タイの王室と日本の皇室との交流も盛んで、歴史を紐解けば600年ほど前からの関係です。

懸念されているのが政治情勢で、2017年1月の時点では、軍事クーデターで政権を掌握したプラユット将軍が指導者です。軍事独裁政権ですので、民主主義的なことで設立された政権ではありません。報道規制もされていますので、政治に関して自由な報道を行うことができません。

また、昨年の国王の崩御で、自粛ムードが続いているような報道もあります。今のところ治安の悪化や危険度が増したような情報は入ってきていません。ビジネスは大きな影響もなくまわり続け、そして歓楽街もいつも通りの盛り上がりを見せています。

東南アジアの国に先んじて近代化を行っており、早くから経済成長しています。国民の教育水準も高く、豊かな国土を有しています。現在では工業国として東南アジアで高い地位を有しており、インフラも都市圏を中心としてかなり進んでいます。

名目GDPの推移を見てみると、右肩上がりになっており、早いスピードで経済成長していることが分かります。人口は6,500万人を超えており、これからさらに経済成長することが予想されます。

 

タイの気温や地理

タイは東南アジアにの熱帯地方にあり、年間通して気温は高く、長袖を着用せずとも過ごすことも可能です。

タイの平均最高気温は、年間を通して30度を下回ることがありません。平均最低気温を見ても、20度より下がることがありませんので、非常に温暖な地域であることが分かります。

日本には四季がありますが、タイには大きく分けて「雨季」「乾季」「暑季」の3つがあります。雨が降る季節と降らない季節に差があるのが大きな特徴です。

バンコクでは9月になると飛躍的に降水量が増加します。逆に、12月や1月はほとんど雨が降ることがありません。その他も雨が降ることはありますが、東京の月間降水量よりも低いので、日本より雨が降らないと感じることが多いです。雨季である9月と10月は、東京の月間降水量を上回ります。

降水量自体はそれほど高いものではありませんが、スコールが発生するという特徴があります。急に雨が降り出してしまうことも多いので、折り畳み傘などの対策が必要になります。6月から10月までの雨季は、必ず準備が必要です。

また、地形の問題で頻繁に洪水が起こる事も良くニュースになっていると思います。私が以前勤めていた日系のメーカーでも、タイにある工場が以前の大洪水で浸水し、完全に生産ラインが止まりました。

その時は、ダイバーを数人雇って潜らせて金型や治具を急いで回収して、別の中国工場に運んで生産をなんとか繋いだり・・・という日本では想像がつかないようなエピソードもありました。

気温が最も高くなるのが暑季にあたる3月から5月で、気温が35度を超えることもあります。帽子を被る、日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。

バンコク付近は以上のような気温ですが、タイの北部には山岳地帯、東北部には高原地帯があります。これらの地域では、多少寒くなってしまうので、訪れる際には注意が必要です。

 

タイの物価

総合的に見ると、日本に比べるとかなり物価は安いです。物価が安い割には日本人も暮らしやすい為、お金持ちのリタイア生活の拠点としても、今注目を集めています。

 

ローカルフードがおいしいし安い

まずは食料品ですが、タイの屋台などは日本とは比べ物にならないほど物価が安いです。日本円にすると、数十円で食べることができるところもたくさんあります。

分かりやすい感覚で言えば、通常のランチに関しては、日本なら500円だとするとタイは100円で食べることができます。したがって、ランチ1食分の料金で、5日間過ごすことができます。

タイにはマクドナルドやスターバックスを始めとして、様々な外資系の店舗や日系のレストランもあります。これらの店舗では、日本とそれほど変わらない金額で提供されています。それでも、日本に比べると安いことには変わりありません。

 

インフラ・家賃も安い

交通費も、タイは日本に比べると3分の1程度なので、比較的気軽にタクシーなどを利用することができます。家賃に関してですが、バンコクはタイの中でも高く、東京の半分程度です。タイ国内で見てみると、バンコクは非常に高くなっており、郊外に出ると家賃はかなり下がります。

 

日本人現地採用就職先としても人気

物価が安い為、日本人の現地採用者が多いのも特徴の一つです。

以前、ボンビーガールの海外生活特集でも、コールセンターに勤務する女性がリッチなプール付きの高級マンションに住めて貯金もできる!と、タイでの生活の良い所を前面に押し出した番組をやっていました。

実際、数年駐在員として住んだ感想を言えば、現地採用でも、毎日ローカルフード中心の食生活をしたり、夜遊びやゴルフは行かなければ確かに暮らしていけると思います。

しかし、日本食も恋しくなりますし遊び始めるとあっという間にお金が無くなるのも事実。
駐在員と現地採用の待遇の格差はかなり広い為、余裕を持って気楽にプチリッチに暮らす駐在員を妬む現地採用の方も正直多かったです。

 

タイの言語

タイの公用語はタイ語であり、ほとんどの場所で使用されています。日本と同じように方言がありますので、地方によって言葉や言い回しが違うことがあります。

英語ですが、バンコクのホテルや高級レストランでは使用することができます。しかし、地方の屋台やレストランでは、英語が通じないことも多々あります。バンコクは教育水準が高いので、英語を話すことができる市民も多いです。

 

仕事は英語、日本語でOK

日本人が就職するような職場ではほぼ英語中心のコミュニケーションになります。また、日本人向けサービス業も多い為、日本語しか話せない人も大量に働いていますので、語学について特に不安に思う必要はないかと思います。

 

タイの治安

タイは、2017年1月時点で独裁政権ですので、治安が悪いとイメージされがちです。しかし、政権が虐殺するような事態にはなっていませんので、そこまで心配することはありません。

しかし、爆発事件のようなテロも発生していますので、日本と同じような感覚ではいけません。

日本に比べると凶悪犯罪も多く、身の回りには十分に注意しなければなりません。比較すると日本よりも10倍ほど高いので、この数字からも治安が日本より悪いことが分かります。

ちょっと暗い話ですが、駐在員の自殺等は現地に住んでいると定期的に噂を耳にしますが、日本のニュースでは全く取り上げられませんね。

現在では、政権が安定したこともあり、バンコクを中心として治安は落ち着きつつあります。しかし、バンコクではスリや詐欺などが多いので、サイフやカバンの管理はしっかり行わなければなりません。

日本人を狙った詐欺もありますので、親しげに話しかけられてもついて行かないことが大切です。

東南アジア・アジアのあるあるですが、親しげに日本語で話しかけてくる人だけは絶対信用しない方がいいです(笑)

 

タイ人の仕事ぶり

タイ人の仕事ぶりは、良く言えば自由で寛容、悪く言えばかなり適当です。屋台などでも、何かを販売しながら食べている、本を読んでいる、スマートフォンを触っているなどは日常茶飯事で、仕事に対する価値観が大きく違います。

日本人よりも我慢強くないところがあり、少しでも自分が嫌だと思えば、すぐに会社を辞めてしまうことも珍しくありません。日本では考えられないことですが、現地人を雇用する際にはしっかりと面接する必要があります。

男女を区別するのは少し気が引けますが、タイの男性は「怠惰」の一言に尽きます。一方、女性の方は結構バリバリ働いてくれる方も多いので、日系企業の現地法人では女性社員の方が活躍しているイメージが強いです。

 

タイ人の人柄

タイ人は王室に対して非常に深い敬意がありますので、王室への暴言は絶対避けなければなりません。国民性は、微笑みの国と呼ばれていることからも分かる通り、非常に優しく温和な人が多いです。道を尋ねてみても、親切に教えてくれる人が大半です。

男女間の特徴としては、タイは女性の方が優位になることが多いということです。タイの女性は、男性から優しくされることが当たり前と考えている人が多いです。タイの男性は男らしい要素が低いので、女性がリードすることが多々あります。

 

 

タイの就労ビザ取得条件

学歴や職歴年数等は特に制限が無く、同じアジア圏の香港やシンガポールに比べると比較的就労ビザの取得が容易です。

 

厳しいわけではないが少し複雑

シンガポールのほど学歴重視なわけでもなく、比較的就労ビザのハードルが高い国ではありませんが、やはり原則として【タイ人にはできない技術や専門性、管理職としての経験】などを求められます。

また、雇用する側(就労ビザのスポンサー側)には条件やパターンがかなり多いため、大変です。日系企業でも業種によっては現地法人の役員にタイ人を入れることを求められたりすることもあるようです。

とはいえ、転職活動する側の人は求人の条件を満たしていれば基本的には就労ビザ取得ができると思いますので、そこまで心配する必要はありません。

 

 

タイ求人の状況

駐在員・現地採用含めタイで働く日本人はたくさんいる為、日本人向けのサービス業でも常に求人があるのが現状です。

また、女性を中心に現地採用で数年楽しく働きながら暮らすようなライフスタイルがスポットを浴びており、日本語だけでも働ける現地採用職は、給料が低くてもいま非常に人気です。

 

現地採用

コールセンター、テレアポ、日本語教師、飲食店、美容師等の求人が多いです。飲食関連においては日本人向けに日本食チェーン店が大量に進出済みですので、日本人求人も途切れません。

また、通販会社等が、人件費の削減の為にコールセンター拠点をタイにおいているケースが多々あり、コールセンターでの受注業務やクレーム対応受付業務が多いです。倉庫や商品は日本から配送するのに、電話の受けつけがタイというのも、面白いですね。

他にも、一般企業(メーカー、商社など)の現地採用求人もあります。こちらの方が、サービス業よりは給料も高い事が多いです。

 

日系駐在員

日系企業のタイ求人でも、駐在員待遇を受けられる募集は定期的に出てきます。特に、タイは日系メーカーの生産拠点として大きな役割を果たしていますので、メーカーや商社、貿易関連等の求人が定期的に出ています。

個人的には、日系駐在員か外資系採用を優先的に探す事をおすすめします。。(手当や給与が全然現地採用とは違いますので)

 

駐在員待遇、外資系を狙おう

特に日系の現地採用の場合、家賃手当なし、給料安い、仕事はキツイの三拍子が揃う事があり、タイのようにいくら物価が安い国とはいえ、待遇や給料が安ければストレスが溜まります。

もちろん、現地採用でも良い職場はたくさんあると思いますが、高待遇の求人を見逃さないようにする事、特に『家賃補助の有無』を確認する事が非常に大切です。

>>海外求人を探す際に確認すべき5つのポイント

 

 

タイ就職の進め方

では具体的に、タイへの海外転職を進めていくにはどうしたらよいでしょうか?海外求人、特に駐在員求人や外資系求人は高待遇な求人が多い為、競争率が非常に高いです。

一度でも転職サイトで海外求人を探した事がある方なら分かるかと思いますが、人気の無い待遇の良くない求人ばかり残っていませんでしたか?

良い求人はすぐ応募が殺到します。万人にオープンになっている求人で、良い条件の職に出会えるチャンスがかなり低いです。

また、タイはいま現地採用も女性を中心に人気が高まっている為、余計に競争率が高いのが現状です。

 

非公開求人をチェックする

良い求人を探す時のポイントは【非公開求人で優先的にオファーを貰う事】です。一般的な転職サイトの公開求人よりも質の高い求人を紹介してもらえるチャンスが非常に増えます。

個人的には【海外転職に強い大手転職エージェント】+【現地密着型のエージェント】の両方に登録してオファーを待つのがおススメです。現地密着型と大手エージェントをおさえておけば、かなり広範囲に求人をカバーできます。

海外就職に強い転職エージェントは、業界最大手のリクルートエージェントと外資系に強いJACリクルートメントの2つをおさえておけば間違いないです。

タイの現地密着型エージェントは、Adeccoなども良く聞きますね。ちなみに、私がタイで働いていた時に、日本人求人を出した経験がありますが、その時はリクルートエージェントとJAC Recruitment, Adeccoにお願いした記憶があります。

 

タイ密着型の現地エージェント

Adecco Thailand

REERACOEN

パーソネルコンサルタント

 

海外就職に強い転職エージェント

リクルートエージェント

JAC Recruitment

 

 

まとめ

タイは、生活面においては海外の中でも暮らしやすく、物価も安く、食事もおいしい魅力がたくさんある国です。

タイの駐在員を経験した人たちは口をそろえて『絶対日本に帰りたくない・・・』と言っています。(これは良遊びが楽しくて病みつきなのかも 笑)

タイの求人は駐在員・現地採用共に幅広く様々な業種で募集が出ている為、自分にあった求人を見つける事が大切です。

タイ就職を目指して転職活動を進めるなら、『タイ密着型エージェント』と『海外就職に強い大手エージェント』最低それぞれ1社ずつは登録して進める事で、高待遇の求人を見逃すことなく進める事が出来ると思います。

リクルートエージェントと、JAC Recruitmentの両方を登録して同時進行が理想ですが、少なくとも、これから初めての海外就職に挑戦する人はリクルートエージェントに登録すれば間違いありません。

リクルートエージェントについては下記の記事で詳しく紹介していますので是非参考にしてみてください。

>>海外就職にリクルートエージェントをおすすめする3つの理由

 

是非皆さんも、タイの高待遇求人にチャレンジして、余裕のある微笑みの国ライフを楽しんでください!

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