投稿者:M.K.さん(男性 26歳)
ベトナム進出しているIT企業へ転職し、4年間の駐在体験
旧態依然な会社を退職、ベトナム転職に興味を持つ
ベトナムで就職を経験したことがありますが、その時のことは今でも強い記憶となって残っています。そもそもベトナムで就職することになったのはそれまでに務めていた会社が嫌になったからでした。
私がいた会社は旧態依然としたもので、毎日同じことの繰り返しで飽き飽きしていたこともあって就職してから3年でやめてしまいました。給料は良かったのですが、それでも辞めて無職になってからも全く後悔はありませんでした。
当初は無職になってある程度はゆっくりしているつもりでしたが、ある転職エージェントの説明会で出会った企業に興味を惹かれ、海外転職を決意しました。
その会社はベトナム企業向けに日本人の駐在員を派遣している会社で、待遇が高待遇だっただけでなく、研修もしっかりしており、何よりもベトナムで新しい経験が積めるということが魅力的でした。
それまではベトナムには余り興味はなかったのですし、ベトナム語もできませんでしたが、説明会を聞いているうちに「確かにベトナムで就職するのはその後の進路にも役立つ」と思って決心したのがベトナムで就職をすることになった理由です。
採用後、日本で2カ月の研修
その会社に応募した後、採用までは1周間もかかりませんでした。当時では新興企業といってもよいくらい小さな会社でしたが、今ではそこそこに大きくなっている会社です。そんな新しい会社での日々は楽しいものでした。
ベトナムに行く前に2ヶ月の研修が課せられたのですが、新しい仲間もできましたし、なんといっても同期の熱意が高くて「ベトナムでやっていくんだ」といった気持ちが高められたことも良かったことです。
研修中ではベトナム語を徹底して学び、ベトナム滞在中に役立つ賃貸の借り方など基本的なことも教えこまれました。
いざ、ベトナムへ赴任
研修が終わってすぐにベトナムのIT企業に送り込まれたのですが、内心では「本当にやっていけるかな」といった気持ちでベトナムの地に足を踏み入れたことは確かです。
とはいえ、これも杞憂に終わりました。最初の挨拶で緊張しながら噛み噛みで自己紹介したのですが、ベトナム人の人は優しい人が多く心温かく受け入れてくれたことは今でも覚えています。
仕事のペースも日本で働いていた時よりも遥かにゆっくりで、毎日仕事に追われるというよりも、同僚と一緒に楽しみながら仕事を進めていくことができました。ベトナム派遣後一週間もしないうちにベトナム人の飲み友達が3人もできたほどです。
主に仕事はJavaを使用したプログラミングの指導をしていましたが、実際にアプリケーションの作成なども行っていました。役職はありましたが、役職に関係なく働いていたといった印象が強かったです。
また、コミュニケーションはほとんど英語を使っていたので、研修で習ったベトナム語は現地の人と交流する際に使用したくらいでした。
むしろ研修で習ったベトナムの習慣などの方がより役に立ちました。ベトナム就職してからの毎日は充実していて大変スピードが早いものでした。特に休日はしっかりと取らせてくれる会社だったので、夏場にはよくハノイのビーチにいったことを覚えています。
とはいえ、苦労したことがないというわけではありません。例えば、日本に残してきた友人と長い間会えないことは負担になりました。他にも、会社の量に住んでいたのですが、住み心地が良くなく、周辺環境もうるさくかくてストレスになったほどです。
しかし、ベトナム就職で学んだことは決して少なくありません。他国の人の習慣を尊重するといったことや、気さくに人とふれあう方法など、単なるビジネステクニックだけではない色々なことを学ばされ、人間的に成長できました。
ベトナム就職してから4年で帰国しましたが、この間の経験は今でも貴重な財産です。
まとめ
海外就職はもちろん良い事だけではありません。日本に比べて不便な点もありますし、生活環境で小さなストレスが蓄積する事もあります。
しかし、異なる言語や文化を持つ人たちと共に仕事をする事は、コミュニケーション能力を大きく伸ばすチャンスでもありますし、自らの仕事の視野を広げるチャンスでもあり、日本で働いていては得る事の出来ない貴重な経験もたくさんできます。
プログラマーやSE、SIer等のIT系企業で実務経験がある方は、海外求人の募集も多く、また駐在員待遇でキャリアアップを狙った転職ができる場合があります。
IT,WEB関係の海外就職の方法については別途詳しくご紹介していますので、下記をご参照ください↓