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英語が話せなくても海外就職できる?語学力・英語力不問の求人の実態

投稿日:2019年4月3日 更新日:

「英語が全く話せませんが、海外で働く事はできますか?」

といった質問を何度かお問い合わせ頂きましたので、私の所感も交えてご語学力と海外求人の実態について説明したいと思います。

 

結論:語学力が無くても働ける仕事はあります。

英語や現地の言葉(タイ語、中国語・・・など)を全く話せなくても、もちろん海外で働く事は出来ます。ちなみに私も、最初にタイへ駐在員として赴任した時は英語も何も全く喋れない状態で行きました。

それでも何とかやっていけましたし、もちろん海外就職の求人で「語学力不問」を前面に出して募集をかけている企業もたくさんあります。

 

語学力よりも業務経験が大切

結局は、語学よりも【前職での経験】が求められます。日本での転職市場も同じだと思いますが、海外転職を検討する際はより一層経験や即戦力を求められる場合が多いです。

例えば、駐在員候補を選ぶ場合、普通であれば自社の生え抜きの社員から抜擢したほうが、途中で辞められてしまうリスクも少ないだろうし、自社の事情も理解している人間の方が使いやすいです。

しかし、それでも駐在員として海外求人を出すと言う事は【専門的な業務経験がある人が欲しい】または【その国に精通している人が欲しい】という場合が多いです。

なかには普通に人手不足で求人を出す企業もありますが、海外法人でただの人手不足ならば通常は駐在員ではなく現地採用で求人を出します。

一方、日系企業の現地採用で海外求人を出している企業の場合は、より【即戦力】となる人材を求めています。(それも低コストで)いずれにせよ、今までの仕事の経験を活かすような求人を見つけないと、なかなか海外採用は難しいと思います。

※外資系の現地採用については、語学力がある程度ないと仕事を見つける事は難しいでしょう。

日本で外資系企業で働く場合は英語ができなくてもOKな場合がありますが、海外で外資系に勤める場合は英語か現地語(もしくは両方)がビジネスレベルでコミュニケーションをとれないと厳しいです。

ちなみに私は英語はビジネスレベルギリギリ、広東語はさっぱり分からない状態です。英語はみなさん義務教育で若いころに触れるから、勉強し始めたら何となく使えるようになります。

しかし、大人になるまで触れた事のない現地語というのは覚えるのは非常に困難です。日々同僚たちの広東語のシャワーを浴びていても、全然覚えられません。

では、英語ができなくても働ける求人はどのような職種・業種が多いのでしょうか?

 

 

語学力不問の海外求人が多い職種

対日本企業向けの営業・サービス業

日系企業のみ相手にする仕事。特にサービス業関係は語学力不問で働ける場合が多いです。面談する相手も日本人がほとんどである事と、たいてい1人~2人くらいは現地語と日本語両方話せる現地スタッフがいる場合が多いです。

その為、英語力よりもこれまでの営業経験や商材に特化した知識などがあれば採用のチャンスがあります。

 

料理人(日本料理)

香港も日本のラーメンが人気で次々と日系のラーメン屋が進出していますが、そういった日本食の料理人やレストランの仕事は日本語だけでOKな求人が比較的多いです。

料理人の場合はピンキリですが高待遇の求人もあります。レストランのホールスタッフやキッチン補助レベルだと、現地採用が中心で給料は安い場合が多いです。また、アルバイトでまかなってしまう店が多いです。

 

保育園・幼稚園

日本人、主に駐在員の家族向けの日本人専用の保育園や幼稚園の場合、語学力は無くても働ける求人が出ています。

幼稚園教諭免許や保育士の資格を求められる事が多い為、実務経験がある方は採用のチャンスがあります。ただし、日本と同じように給料がそこまで良くない場合が多いです。

保育士、幼稚園教諭の海外就職については別途詳しくご紹介してますので是非ご参照ください↓

>>海外で保育士・幼稚園教諭の資格を活かして働く方法

 

WEB関係(SE,PG等)

英語や現地の言葉が話せなくても、プログラム言語は世界共通ですし、日系企業向けの営業なども語学力不問の求人が出ています。

>>海外でIT業界、WEBエンジニアの経験を活かして働く方法

 

 

英語が喋れる≠転職しやすい

反対に、英語はネイティブレベルで喋れる人でも、特に求められる実務経験や専門知識を持っていない場合は、転職活動の難易度は上がります。

海外求人を出す企業としては、語学より経験者を必要としています。英語が喋れる人が必要なだけならわざわざ日本人を採用する意味がありません。

英語が堪能だから、海外で働きたい!という方を社内でも社外でもたくさん見てきましたが、英語ができるから仕事ができる人間というわけではありません。

仕事がデキる人間が、英語も話せればより必要とされて転職や年収アップの幅がぐっと広がるというだけです。

英語がしゃべれるだけの人にならないように、経験を積んでキャリアアップを目指していく事が大切だと思います。

 

 

何で海外で働きたいのか?を明確に

注意しなければならないのは、【語学力不問で働ける求人はあっても、海外生活はしんどい】と言う事。いくら英語を使えなくてOKと言われていても日常生活では英語や現地語が無いと苦労する事が多いです。

タイや香港、中国など日本人が多くいる国なら、あまり困らないかもしれませんが・・・・ちなみに香港は英語が通じない人も結構いるので、英語がしゃべれてもストレス溜まる事が多いです。

また、もちろん現地の人たちとのコミュニケーションが取れなければ仕事も円滑に進みませんし、プライベートの楽しさも半減です。1年、2年、とその国で働くのであればどちらにせよ英語なり現地の言葉は勉強したほうがいいと思います。

実際に海外で働いて「俺なんでこの国で働いているんだろ・・・」となってしまわないように、海外就職・海外転職の動機付けは最初にしっかり行う事をおすすめします。

言葉の壁を乗り越えてでも海外で働きたい!という熱意が一番大切かもしれません。

 

 

海外転職はエージェントを活用しよう!

駐在員候補や、外資系海外転職のハイレベルな求人は転職エージェントの非公開求人から探すのが一番です。

転職エージェントから紹介してもらえる非公開の海外求人は、ネット上で誰でも見れる求人よりも、待遇も仕事の濃さも段違いです。

海外求人に強い転職エージェントに登録して、【質の良い海外求人情報を誰よりも早く入手する事】が海外転職活動では非常に重要です。

 

どの転職エージェントを利用すればいい?

転職エージェントや転職サイトはたくさんありますが、海外求人を豊富に取り扱っている以下の2社がおすすめです。

  • Randstad(ランスタッド)
  • リクルートエージェント

ただし、海外転職に強いエージェントでも、それぞれ特徴や強みが違います。

自分の目的や理想に合わせて、最低2つはエージェントを利用する事が海外転職成功のカギ!

 

A:自分のキャリアやスキル、語学を活かしてハイレベルな海外転職をしたい人

【ランスタッド】+【リクルートエージェント】の2社がおすすめ。

>>ランスタッドの詳細はこちらから

>>リクルートエージェントの詳細はこちらから

 

B:職歴は浅くても海外就職に挑戦したい人

【リクルートエージェント】と【キャリトレ】がおすすめです。

リクルートエージェントは、日系駐在求人から現地採用求人まで幅広い海外求人を揃えている為、キャリアアドバイザーと相談しながら自分にあった海外求人を見つけることができます。

キャリトレはビズリーチが提供する、若い世代向けの転職サービス。スマホアプリで簡単に海外就職の求人リサーチができます。

>>リクルートエージェントの詳細はこちらから

>>キャリトレの詳細はこちらから

 

C:海外求人や英語を生かせる求人を気軽にチェックしたい人

【キャリトレ】がおすすめです。

エージェントではなく、スマホアプリで自分にあった求人を毎日気軽にチェックできます。

若い人向けの求人が中心で、海外求人も職歴が浅くても応募しやすい求人を見つけることができます。

>>キャリトレの詳細はこちらから

 

 

まとめ

・語学力よりも実務経験が大切
・海外で働きたい動機を明確に
・語学力不問でも英語は頑張ったほうがいい

とはいえ、海外就職・海外転職に興味を持っていらっしゃるなら、一度はTOEICを受験する事もおすすめします。

700点~800点取れれば、求人の条件はグッと広がります。また並行して転職エージェントや現地の転職サイトに登録して、自分に合うオファーを待ってみる事もおススメです。

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