海外転職活動を進める際、ほとんどの方は転職エージェントや転職サイトを利用すると思いますが、転職エージェントやサイトは大量にあり、どれを選べばいいか悩みがちです。
今回は、海外求人の多い職種別におすすめの転職エージェント、求人サイトをまとめてみました。
↓働きたい職種を選んでチェック↓
目次
海外転職を進める際のポイント
最低2社、できれば3社はコンタクトをとる
転職エージェントはそれぞれの国や、職種など強い分野と弱い分野があります。また、担当エージェントも会社によって雰囲気が違いますし、もちろん当たりはずれもあります。
特に海外就職の場合は、現地の情報収集が非常に大切です。
可能であれば国内エージェント2社以上、海外現地のエージェント1社は登録しましょう。
転職エージェントで求人が無い場合は?
転職エージェントで紹介が難しいまたは、求人が少ない職種については、現地のサイトを複数社確認して情報を集める事が大切です。営業職や事務職以外のいわゆる、【サラリーマン的ではない仕事】は、転職エージェントが求人を紹介できない職種もあります。
反対に、保育士など海外でも日本人の需要が高い職種は、保育士専門のエージェントで海外求人を扱っていたりもします。
営業職全般
概要
営業経験はやはり強い!語学不問の海外求人も多数あり。
海外求人の7割以上は営業職の募集だと思います。営業職を経験している人は、海外でも求人が多数あり比較的海外転職のハードルは低いです。その為、転職エージェントの非公開求人やスカウトなど【できるだけ待遇の良い求人】を見つける事が重要です。
海外求人の多い業種
金融・証券・メーカー・商社・フォワーダー・・・
営業職の海外求人に強いエージェント
営業経験を活かした海外転職を目指すのであれば、リクルートエージェントをおさえれば間違いありません。その上で、もし行きたい国が決まっているのであれば現地の人材紹介エージェントや求人サイトもチェックするようにしましょう。
>>海外で製造業(メーカー)勤務の経験を活かして働く方法
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事務職全般
概要
営業職に比べるとより専門的な経験や知識・資格が求められます。
その中でも、会計・経理業務の経験を持っている人は事務職の中でも海外転職活動を有利に進められる傾向があります。
例えば、ある企業が海外に進出する時、まずは営業職の駐在員が現地に赴任し、現地スタッフを教育しながら営業活動を行い、現地法人の売り上げを広げていきます。
現地法人の規模が大きくなってくると、営業の駐在員だけでは社内の管理をすべて行うのは無理がある為、次は管理系の駐在員が派遣される事が多いです。もしくは、急きょ現地法人で管理系マネジャーの募集をかける企業もいます。
また、監査法人での監査業務などを経験している人も、監査やコンサルなどの海外求人で必要とされているケースがあります。
営業職以上に、今まで働いて培ってきた経験や資格を有効活用して転職活動を進めて行く事が大切です。
求人の多い業種
金融・証券・メーカー・商社・監査法人・会計事務所・フォワーダー・・・
具体的に海外求人の多い職種
- 人事・労務・総務
- 会計・監査・コンサル
- 貿易業務・ロジスティクス
- 工場・品質管理・生産管理
- 購買・調達
- WEB関係(SE,ウェブデザインなど)
事務職の海外求人に強いエージェント
事務職経験を活かした海外転職を目指すのであれば、営業職の転職と同様にリクルートエージェントはマストです。その上で、もし行きたい国が決まっているのであれば現地の人材紹介エージェントや求人サイトもチェックするようにしましょう。
調理師/料理人
概要
日本食ブームと言うと大げさかもしれないが、近年日本食のレストランは海外でもどんどん増えている。中華料理屋程ではないがどこに旅行に行ってもたいてい寿司くらいは食べる事ができる国が増えたような気がすします。
海外の日本食は基本的に【日本人以外が調理するとおいしくない】。その為、日本人の料理人や調理士は常に世界各国で求人が出ている。実力がある人は日本国内で働くよりもかなりいい待遇で働いている人もいる。
調理師免許は必要?
そもそも、日本の調理師免許の様に料理人の免許が国家資格としてある国は極めて稀。その為、極端な話就労ビザが通れば調理師免許なんて無くても海外で料理人として働ける。
しかし、調理師免許を持っている=その人の料理人/調理師としての経験を日本が認めている という扱いなので、就労ビザの申請時には調理師免許があったほうが格段にハードルが下がる。
情報収集におすすめのサイト
現地採用求人が中心で、日本料理以外の募集も多い。
調理師の海外求人に強いエージェント
料理人の海外就職専門の転職エージェントがある。特に、日本料理・寿司は強い。
美容師
概要
日本では最近美容院の閉店ラッシュが続いている。日本国内の美容院、美容師共に既に飽和状態で、特に個人オーナーの美容院が大手グループに立ち向かうのはかなり厳しい現状。
そんな中、海外進出を進める美容院も多い。主に駐在員が多く住むアジア圏(中国・香港・タイなど)で日本時向けのヘアサロンや美容院を運営している。
美容師の海外求人に強いエージェント
seyfertは、美容師の海外就労・留学サポート専門のエージェント。
海外就労はもちろん、インターンプログラムなど海外で働きながら英語を学べたり様々な働き方を選べます。
こちらは美容師求人専門の求人サイトですが、待遇の良い海外案件も非常に豊富です。
日本語教師
概要
求人は絶えずあるが、給料が低い募集が多いです。
募集資格は下記3つの最低1つを満たしている事を条件にした求人が多い
1.大学で主専攻あるいは副専攻の日本語教育科目を履修し、卒業していること。
2.日本語教師養成講座において420時間以上の教育を受けていること。
3.日本語教育能力検定試験に合格していること。
中国、台湾、東南アジアの求人がメイン。ベトナムやインドネシアは比較的高待遇の求人もある。
条件の良い求人は競争率もかなり高い為、常に情報収集をしておくことが大切です。
情報収集におすすめのサイト
JEGS(Japanese Global Education Support
保育士/幼稚園教諭
概要
日本人の駐在員家族向けの日系幼稚園・保育園の求人は駐在員が多い国では必ずと言っていい程募集がある。
保育士/幼稚園教諭向けの海外求人については別途詳しく書いていますので、ご参照ください↓
保育士/幼稚園教諭の海外求人に強いエージェント
ツアーガイド/ツアーコンダクター
概要
海外でツアーコンダクターとして働く為には総合旅程管理主任者 の資格を有している事、及び、実務経験が求められます。
また、近年ツアーコンダクターの多くは派遣会社に登録して働いています。その為、大手旅行代理店に就職してツアーコンダクターとして海外で働くのはなかなか難しいかもしれません。
その為、海外でツアーコンダクターとして働きたい場合、現地の旅行会社の現地採用が現実的です。(大手代理店から仕事を貰う現地ツアー会社)
いずれにせよ、行きたい国が決まっているなら現地の就職サイトをチェックしてみる。並行して、転職エージェントに登録して非公開求人を探してみると良いでしょう。
ツアーガイド/ツアコンの海外求人に強いエージェント
海外転職はエージェントを活用しよう!
駐在員候補や、外資系海外転職のハイレベルな求人は転職エージェントの非公開求人から探すのが一番です。
転職エージェントから紹介してもらえる非公開の海外求人は、ネット上で誰でも見れる求人よりも、待遇も仕事の濃さも段違いです。
海外求人に強い転職エージェントに登録して、【質の良い海外求人情報を誰よりも早く入手する事】が海外転職活動では非常に重要です。
どの転職エージェントを利用すればいい?
転職エージェントや転職サイトはたくさんありますが、海外求人を豊富に取り扱っている以下の2社がおすすめです。
- Randstad(ランスタッド)
- リクルートエージェント
ただし、海外転職に強いエージェントでも、それぞれ特徴や強みが違います。
自分の目的や理想に合わせて、最低2つはエージェントを利用する事が海外転職成功のカギ!
A:自分のキャリアやスキル、語学を活かしてハイレベルな海外転職をしたい人
【ランスタッド】+【リクルートエージェント】の2社がおすすめ。
B:職歴は浅くても海外就職に挑戦したい人
【リクルートエージェント】と【キャリトレ】がおすすめです。
リクルートエージェントは、日系駐在求人から現地採用求人まで幅広い海外求人を揃えている為、キャリアアドバイザーと相談しながら自分にあった海外求人を見つけることができます。
キャリトレはビズリーチが提供する、若い世代向けの転職サービス。スマホアプリで簡単に海外就職の求人リサーチができます。
C:海外求人や英語を生かせる求人を気軽にチェックしたい人
【キャリトレ】がおすすめです。
エージェントではなく、スマホアプリで自分にあった求人を毎日気軽にチェックできます。
若い人向けの求人が中心で、海外求人も職歴が浅くても応募しやすい求人を見つけることができます。
まとめ
海外転職活動を進める為には、日本国内の転職よりも情報収集がより重要になります。
求人が出ている会社の情報だけでなく、働きたい国の物価や生活水準、ビザの取得条件、治安など聞けることはできるだけエージェントを活用して情報収集することが大切です。
現地の求人情報を見て求人の質や職種、給与相場をチェックした上で、日本に拠点を置く大手の転職エージェントを活用して質の高い非公開求人を紹介していましょう。
また面接やレジュメのサポートを受けながら転職活動を進めることをお勧めします。