海外転職活動を進める際、ほとんどの方は転職エージェントや転職サイトを利用すると思いますが、転職エージェントやサイトは大量にあり、どれを選べばいいか悩みがちです。
今回は、世界の国毎に強いエージェントや転職サイトをまとめましたので是非海外転職活動の際にご活用ください。
↓働きたいエリアを選んでチェック↓
エージェントを選ぶ3つのポイント
最低2社、できれば3社はコンタクトをとる
転職エージェントはそれぞれの国や、職種など強い分野と弱い分野があります。また、担当エージェントも会社によって雰囲気が違いますし、もちろん当たりはずれもあります。
特に海外就職の場合は、現地の情報収集が非常に大切です。
可能であれば国内エージェント2社以上、海外現地のエージェント1社は登録しましょう。
エージェントと事前面談は必須
登録後初回の面談で本人の転職動機やどれだけやる気があるか、転職希望時期など細かくカウンセリングします。ここでやる気を見せておくと親身になって紹介してくれます。
海外就職は今後のライフスタイルや環境がガラっと変わる決断となる為、経験豊富なキャリアアドバイザーに相談しながら進めて行く事が大切です。Face to Faceで相談ができる転職エージェントを選びましょう。
現地で運営しているエージェントや求人情報サイトは、件数自体は多いですが、直接カウンセリングや面接・レジュメの支援などを受ける事が出来ないのがデメリット。もちろん現地に行けば面談を受ける事は出来ますが、頻繁に会いに行く事はできません。
現地求人サイトはその国の求人状況を確認したり、様々な現地ならではの情報があり、情報収集には最適です。
しかし、あなたが日本から転職活動を行うのであれば、まずは日本に拠点のあるエージェント経由で求人を探す方ががスムーズです。
担当エージェントと連絡を定期的にとる
一度転職エージェントに登録して、最初の面談が終わったら良い非公開求人を待つ・・・これ自体には問題はありません。
しかし、転職エージェントは新たに求人が出た時、【情報更新日が近い人に優先的に求人を紹介します】つまり、登録したまま担当エージェントと連絡を取らないで放置しておくと、どんどん優先順位が下がるのです。
転職エージェントは、求人企業に対して人材を提供できてはじめて報酬が出る成果報酬型のビジネスです。その為、【やる気のある求職者】をどんどん企業に紹介して転職成功させる事が彼らの利益に直結します。
その結果、【頻繁に連絡を取る人=転職にやる気がある人】と判断して良い条件の求人を紹介してくれます。
(すぐ転職するかどうかは別として)良い求人を優先的に紹介してもらう為に、定期的に担当エージェントと連絡をとり、【良い案件があればすぐにでも転職したい】という意向を伝えておくことがポイントです。
北米・南米
概要
北米は特に外国人の就労ビザ取得基準が厳しい為、転職時には今までの業務経験やキャリア、英語力を求められる傾向にある。その分転職後の待遇は良い事が多い。
また、日本企業の駐在員として申請するL-1ビザは通常の就労ビザH1-Bに比べて取得しやすい為、現地採用・外資系よりも駐在員案件の求人を狙う方が現実的。
南米は、今自動車関係の設備投資が進んでおり、今後も生産・調達関係の求人が伸びていく可能性が高い。
対象国
カナダ、アラスカ、アメリカ合衆国、メキシコなど
情報収集におすすめのサイト
北米、南米の求人に強いエージェント
オセアニア
概要
ワーキングホリデーなどで若い人は比較的働きに行くチャンスが多い国ではあるが、反面就労ビザを取得して働くとなるとハードルが上がる。
オーストラリアは永住権ビザを持っている日本人向けの求人が多く、就労ビザ申請は雇用側の企業がスポンサーになりたがらないという背景もあるようだ。
また、就職においてはコネクションが重要視され、人材が必要な時は知り合いの紹介などで埋まる事があり、転職サイトにあがってくる求人が少ない。もちろん、必要とされる専門分野の経験などがあれば、有利に転職活動を進められるだろう。
対象国
オーストラリア・ニュージーランド
情報収集におすすめのサイト
オセアニアの求人に強いエージェント
ヨーロッパ
概要
ヨーロッパ全体に言えることだが、雇用状況は良くなく、自国民の失業率も高い為積極的に日本人を雇う企業は少ない。
イギリス・ドイツ・フランスは日系の商社やメーカーなどが進出している為、多少の日本人求人はある。他のヨーロッパ各国で働く場合は、日本食レストランなどの専門的な仕事が多い。
対象国
イギリス・イタリア・オランダ・スペイン・ドイツ・フランス・北欧など
情報収集におすすめのサイト
ヨーロッパの求人に強いエージェント
東南アジア、南アジア
概要
北米やヨーロッパに比べて圧倒的に日本人求人が多いエリア。日系企業はもちろん世界中から多くの企業がアジアに進出しており、今後もますますその企業数は増えていくと予想されています。
アジアでの雇用が活発になるにつれ、外国人の雇用機会も増えていく事が見込まれます。
特に、最近はインドの求人が非常に増えてきている。
衛生面等でまだ厳しい国だが、今後さらに発展していくにつれ進出企業も増える事が見込まれるので是非ともチェックしておきたい国の一つ。現地採用求人も非常に多いが、給料が安いケースが多い為事前の注意が必要。
国にもよるが、比較的就労ビザの申請が通りやすい国も多く、語学力や経験不問の現地採用求人もある。(シンガポールは就労ビザ申請が厳しい)
対象国
インド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム等
情報収集におすすめのサイト
インド
インドネシア
カンボジア
シンガポール
タイ
マレーシア
フィリピン
ベトナム
東南アジアの求人に強いエージェント
中国・香港
概要
中国は以前までは就労ビザも申請が通りやすく日本人駐在員がたくさんいたが、近年申請基準の厳格化が図られており、厳しくなってきている。
香港も東南アジアの中ではシンガポール同様に就労ビザの申請基準が厳しい部類に入る。とはいえ、現地採用の求人も多く、北米やヨーロッパ地区に比べれば海外就職は現実的。求人も多い。また、日本人が多く暮らしているため良くも悪くも海外感は薄い。
情報収集におすすめのサイト
中国・香港の求人に強いエージェント
海外転職はエージェントを活用しよう!
駐在員候補や、外資系海外転職のハイレベルな求人は転職エージェントの非公開求人から探すのが一番です。
転職エージェントから紹介してもらえる非公開の海外求人は、ネット上で誰でも見れる求人よりも、待遇も仕事の濃さも段違いです。
海外求人に強い転職エージェントに登録して、【質の良い海外求人情報を誰よりも早く入手する事】が海外転職活動では非常に重要です。
どの転職エージェントを利用すればいい?
転職エージェントや転職サイトはたくさんありますが、海外求人を豊富に取り扱っている以下の2社がおすすめです。
- Randstad(ランスタッド)
- リクルートエージェント
ただし、海外転職に強いエージェントでも、それぞれ特徴や強みが違います。
自分の目的や理想に合わせて、最低2つはエージェントを利用する事が海外転職成功のカギ!
A:自分のキャリアやスキル、語学を活かしてハイレベルな海外転職をしたい人
【ランスタッド】+【リクルートエージェント】の2社がおすすめ。
B:職歴は浅くても海外就職に挑戦したい人
【リクルートエージェント】と【キャリトレ】がおすすめです。
リクルートエージェントは、日系駐在求人から現地採用求人まで幅広い海外求人を揃えている為、キャリアアドバイザーと相談しながら自分にあった海外求人を見つけることができます。
キャリトレはビズリーチが提供する、若い世代向けの転職サービス。スマホアプリで簡単に海外就職の求人リサーチができます。
C:海外求人や英語を生かせる求人を気軽にチェックしたい人
【キャリトレ】がおすすめです。
エージェントではなく、スマホアプリで自分にあった求人を毎日気軽にチェックできます。
若い人向けの求人が中心で、海外求人も職歴が浅くても応募しやすい求人を見つけることができます。
まとめ
海外転職活動を進める為には、日本国内の転職よりも情報収集がより重要になります。
求人が出ている会社の情報だけでなく、働きたい国の物価や生活水準、ビザの取得条件、治安など聞けることはできるだけエージェントを活用して情報収集することが大切です。
現地の求人情報を見て求人の質や職種、給与相場をチェックした上で、日本に拠点を置く大手の転職エージェントを活用して質の高い非公開求人を紹介してもらいましょう。
また面接やレジュメのサポートを受けながら転職活動を進めることをお勧めします!