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第ニ新卒で何とか再就職できたものの企業選びに失敗【体験談】

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私は4年制の大学を卒業後、新卒として販売系の会社に就職しました。

期待を込めて働き始めましたが、その後結果的には1年という短い時間で退職。

その大きな理由というのは上司からのパワハラと会社への不信感でした。

 

上司のやり方がどうしても納得いかず・・

私は都内にいくつも支部を置いていた会社の内、杉並区の支店で勤務することに。

勤務していたその支店の方針が、顧客主義ではなく目先の利益を最重要視する方針が強いことが特徴でした。

車の部品を販売していたのですが、お客様が保有していた商品を一旦売却させ、その資金で他の金融商品を購入させるという「法律に触れるのでは?」と思われてもおかしくない方法を使い、その手数料を稼ぐように指示が出るような会社。

もちろん会社である以上は利益を求めていかないといけないのはわかっていますが、あからさますぎる方法であったのと、それをしている自分自身の心にストレスを感じていました。

また「こんなやり方をしていては会社は続かない」と将来への不安も感じたことをはっきり覚えています。

個人の力で仕事ができる雰囲気ではなく、ある決められた種類の商品しか販売させてもらえなかったことにも疑問を持っていました。

それだけではなく、数字が上げられない社員に対しては、上司からのパワハラを毎日のように浴びせられていたのです。

 

パワハラも日常茶飯事

「給料泥棒」「使えない雑魚」「お前なんかいらねぇよ」と毎日罵声が響き渡っていました。

個別で社員を呼び出し、1時間から2時間の間ひたすら罵声を大声で浴びさせられる毎日に加え、職場の雰囲気も暗くどんどんストレスが溜まります。

そのような環境では、長期的に続けていくことは難しいですよね。

しかし、何とか仕事を続けていたわけですが「もうダメかも」と思い、実際に転職しようと考えたきっかけは、唯一尊敬していた先輩が会社を退職したことでした。

本当に可愛がってもらっていた先輩であり、その先輩がいなくなることで心の支えがなくなり、何かが崩れていきます。

もう働き続けることはできないと思いました。

 

第二新卒枠で転職活動を決意

転職を決意したのは24歳の時で、新卒で入社したので勤続年数は1年でした。つまり「第二新卒」になるわけです。

新卒3年以内の離職率がかなり高いという話があるということは知っていましたが、実際に自分もその一人になるとは全く思ってもいませんでした。

数字が上げられない自分自身が悪いと最初は自分を責めて自分を咎めていたのですが、年月がすぎていくと、理不尽な説教を延々と長時間行う上司に対し疑問を抱き、納得できなくなるものです。

「石の上にも3年」ではありませんが、最初は3年我慢するということも考えてはいました。

しかし、それでも心は悲鳴をあげていて、ガマンできないと思い、第二新卒というタイミングを利用して転職することを決めます。

それからというもの、毎日転職サイトなどで転職先や退職に関する情報を集めていきました。

当初の考え方は安易なもので「辞めてもなんとかなる」と思っていたのです。

そしてその申し込み期日が迫っていたので転職が決まらないうちに退職届を提出しました。

 

転職エージェントと一緒に転職活動

転職活動は転職エージェントを積極的に活用しながら行いました。

転職活動については何もわからない状況ではじめたのですが、担当者の人から的確なアドバイスがもらえたので、かなり助かったことを覚えています。

転職活動は未経験の業種であっても、やりたいと思っていたある一定の業種に絞り、約10社ほど応募しました。

その結果、面接までいけたのはたった2社です。その業界は業界自体が専門職だったこともあり、経験がなかった私は不利でした。

書類送付の前に断られることも多かったです。それでも最終的にはなんとか1社から内定をいただくことができました。

退職してから2ヶ月のできごとでした。

退職したこと自体は後悔してませんし、何とか仕事を見つけることができてよかったと思います。

 

内定はもらえた!しかし転職自体は失敗だったかも

転職した会社自体が悪かったというわけではありません。

その業界の研究をもっと行い、長期的に働いていけるか、将来的にはどうなのか、目指したいことと一致しているかなどの分析をもっと真剣にしておけば良かったと思いました。

内定をもらえた安心感と転職活動を早く終わらせたいという気持ちから、他社と内定先をくらべ、じっくり比較検討するというようなこともしなかったのです。

焦りから生じた金銭面、精神面で余裕をもった活動を行うことができなかったということを感じます。

転職したこと自体は後悔していません。

しかし転職する際には、在職中に行うか、それとも辞めてから行うのか、辞めてから行うなら余裕をもった転職活動ができるように準備しておくことは必要です。

 

徹底的にリサーチする事が重要!

転職はしっかりと考え、しっかりと調べることが最重要です。

ただ、今の社会では第二新卒者の需要増加はとても顕著になっており、絶好のタイミングであるといえます。

まずは少しずつはじめることです。転職サイトへの登録をすることなど、できることから転職活動のスタートを切ってください。そして、どんなことでも相談することです。

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