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第二新卒で転職活動をする前の”インターン”という選択肢について

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第二新卒で転職活動をする前に、インターン制度を活用してみましょう。

インターン制度を導入する企業が、最近になって急増しており、第二新卒の採用を行う会社でもインターン制度を取り入れるケースが増えています。

今回はインターンを行うことによって、第二新卒で就職する側のメリットと、採用する人事側のメリットを双方の視点から解説いたしますので、最後までお付き合いください。

 

そもそもインターンとは?第二新卒でも関係あるの?

インターンは企業によって定義がさまざまですが、一般的には入社前の実習のことを指してインターンと言います。

入社直前に短期インターンを義務付けている会社もあれば、そうではなく2か月間のインターンを選考期間として転職希望者に課す会社もあります。

インターンのプログラムはさまざまな種類がありますが、一般的なのは内定が出たら配属される予定の部署に入り、ほかの社員と同じように仕事をすることになるタイプのものです。

インターン期間中で転職者と企業側で同意できれば無事に入社となりますが、合わないと判断すればそこで辞退することも可能。

とくに注意が必要なのは、内定後のインターンと内定前のインターンでは、まったく意味合いが違うということです。

内定前のインターンであれば、そのインターンの最中に合否判定がされるという可能性が高いために気を抜けません。

内定後のインターンであれば、内定取り消しは日本の会社では法律上不可能ですから、どちらかといえば顔合わせ的な意味合いしかありません。

インターンが行われるタイミングに注意しましょう。

 

長期インターンと短期インターン

長期インターンと短期インターンの2つがあることを知っておきましょう。

長期インターンは2ヶ月ほど、希望の企業で実習生として働くことになります。

短期インターンは一週間程度のものであり、入社直前の顔合わせのという感じが強く、これはインターンというよりは内定前の最終確認という意味合いで行われることが圧倒的に多いです。

長期インターンと短期インターンでは、期間の長さで意味合いが違うことを確認しておきましょう。

 

第二新卒者が受ける長期インターンのメリットとデメリットとは

就職前に行われることの多い長期インターンは、一見するとよいところばかりが思い浮かびます。

ですが実際には、メリットもあればデメリットもあるものです。

いい面があれば、かならずそうではない面がセットなのが世の常だといえます。

 

長期インターンのメリット

転職希望者にとって、長期インターンの1番大きなメリットは、働く前に会社内の雰囲気を知ることができることです。

インターン中に、会社の雰囲気や会社のトップである社長の顔をみることもできるため、普段社員がどんな雰囲気で仕事をしているかを把握できます。

会社の雰囲気は、面接時だけではわからないことが圧倒的に多いため、事前に知れるのはメリットですね

なぜなら人事部門が面接に人が来るときは、できるだけ雰囲気を良くしようと配慮することが多く、内情や深い人間関係まではわからないようにしていることが大半だからです。

もちろん転職希望者がインターンをしているときにも、そのような指示をしていることもあります。

インターン期間を長く設定している会社の場合には、いくら人事部門が受け入れ先の職場に雰囲気を良くするようにしろといっても限界があるでしょう。

その職場で働く人間の素性をしっかりと見ることができるのは、入社前なら助かります。

とくに2か月程度の長期インターンであれば、社員のちょっとした言葉使いなどで、会社の雰囲気や問題がないかを見抜くことも可能です。

明らかに役員室から出てくる社員たちが、理不尽を言われて顔色が悪いなど、経営トップの社員の扱い方なども見ることができます。

管理監督者である部長・課長クラスの言動などにも注目しておきましょう。管理監督者クラスはとくに経営者の考え方に近いものが選出されて出世しています。

彼らの部下に対する仕事の指示の仕方や指導の仕方が、そのままその会社の社風です。とくに気を付けて見るようにしましょう。

 

採用側から見たメリット

採用側からみた長期インターンのメリットは、人材の選定期間を長く設けることができる点です。

通常は正社員として内定を出したあとは、試用期間と呼ばれる見習い期間がありますが、インターンの場合はまだ労働契約を締結していないアルバイトです。

そのためもし転職希望者が社風に合わなかった場合に、内定取り消しのようなリスクを負わずに済みます。

 

長期インターンのデメリット

転職希望者にとって長期インターンのデメリットは、長期インターンの後で会社に正社員として採用されなかった場合、転職活動が長引くことです。

長期インターンは大手企業を中心に、第二新卒で職歴のある若者を対象に行われていますが、若者でも職歴に二ヶ月の穴が空くリスクがあります。

長期インターンを前提に採用するような大企業であれば、どうしても入りたいというような魅力的な会社であることが大半です。

ですからその程度であれば、リスクではないと割り切れるのであればよいですが、そうでない場合は合わないと思ったら早めに見切りを付けましょう。

ダラダラと長期インターンで内定をもらえずに、結果的に空白期間を作るリスクを冒してしまうことになってしまいかねません。注意しましょう。

 

採用側から見たデメリット

採用側からみた長期インターンのデメリットは、転職希望者を指導する人材の確保の難しさです。

まだ配属先も分からないため、本人にとって適性のない部署でインターンさせてしまい、結果的にいい人材を採り逃す可能性もあります。

仮に配属先が決まっており、インターン中に配属する部署にそのまま配属される可能性が高い場合は、部署のやる気もあります。

ですがほかの部署にいく可能性のある人材を、本気でインターン中に面倒を見てくれる社員はあまりいません。

上手にケアできないところが最大のリスクでありデメリットです。

私自身も人事として採用側に立つ機会が多いですが、長期インターンは最終日に内定辞退や内定取り消しが起こる事が多いので、いつもひやひやです。

 

第二新卒者の短期インターンのメリットとデメリットとは?

入社内定後に受けることの多い、短期インターンについてもメリットとデメリットを解説しておきます。

基本的に長期インターンほどは、メリットもデメリットもないものの、多少は関係するので覚えておいてください。

 

短期インターンのメリット

転職希望者にとって、短期インターンの1番大きなメリットは、働くメンバーの顔を短い期間であっても知ることができる点です。

多くの場合は短期インターンは、すでに最終面接を終えたあとに行うものであるため、儀礼的な側面が強いでしょう。

儀礼的に残っているもので、ここで合否の判定が覆ることはよほどのことがない限りありませんので、安心感を持ってインターンに臨むことができます。

ただし社員の素性や社風などは長期インターンほど深く理解できません。せっかく最終面接までして、内定を出そうという人物に悪い部分を見せることはしないからです。

ここで内定辞退でもされれば、現場の管理職が責任を追及されてしまいます。

そんな人事に叱責されるようなリスクは、絶対に負いたくないと考えるのが現場の管理職なので、素顔の部分を見ることは入社した後になります。

 

採用側から見たメリット

採用側から見たインターンのメリットは、面接の場以外での転職希望者の素性を短期間で理解できる点です。

短期でもインターンに参加してもらうことで、現場とのマッチングなど最終調整がその場でできます。

 

短期インターンのデメリット

転職希望者にとって、短期インターンのデメリットは、内定辞退をするかどうかの判断までの期間があまりに短いことです。

とくに最終面接を終えた後の短期インターンであれば、辞退するかどうかを判断する材料としてはあまりにもインターンの期間が短いため、一週間程度では迷いの中で決断することを迫られることになります。

 

採用側から見たデメリット

採用側にとっての短期インターンのデメリットは、面接ですでに合格率99%まで来ている人材を、現場の部門長の反対にあって覆される可能性があるところです。

とくに面接の場に、人事部門の人間だけで最終面接を通過させる会社の場合には、部門長が転職希望者を直接見ていません。

そのため実際に顔をあわせて気に入らない・不十分だと感じた場合は、人事部門に抗議に来る可能性もあります。短期インターンを行う場合には、現場の反対に合うリスクがあります。

 

第二新卒でもOK!転職エージェント経由で優良企業のインターンを受けよう

優良企業にインターンをしたいと考えたときに、最初に活用するべきは転職エージェントです。

最近ではインターンシップは中小企業にも浸透してきましたが、第二新卒の場合は、会社によって面接のみで人を見極めるのが困難なレベルの会社もあります。

その補強のため、転職エージェントで一度人材を吟味してもらい、インターンシップに参加してほしいと考える会社が圧倒的に多いのです。

古くからあるような有名大手企業なら、体力があるために独自に広告を打つなどして、インターンシップへの参加者を集めることが可能です。

ですが優良な中小企業や安定した大企業などは、インターンシップへの参加者を集めるノウハウがありません。

転職エージェントを経由することで、いままでは視野に入っていなかったような優良企業に出会うことが可能です。

優良企業へのインターンシップを目指すなら、まずは転職エージェントを活用しましょう!

第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

>>【3社だけでOK!】第二新卒の転職活動で使うべき転職エージェント

 

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