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第二新卒から事務職へ転職する方法と仕事内容を解説!

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事務職希望で入社したつもりが、配属されてみると営業部だった、なんてことはよくある話。

とくに伸び盛りの若い企業の場合には、ごくふつうにある話です。

実際のところ、おそらくあなたの能力から考えて、事務職よりも営業職で活躍できるかもしれない、という期待によるものがほとんどのはずですが、本人からしたらたまったものではありません。

もちろんそこから営業部でどんどん出世する人も稀にいますが、ほとんどは「事務職で働きたい」と考えるはず。

そこで出てくる選択肢が転職ですが、正直なところだれでも不安な気持ちになるはずです。

営業職に限らず、過度なコミュニケーションを要求される仕事に就くと、もともと人と話すのが苦手な人は精神的に参ってしまいます。

営業職が辛いから辞めたい、というのは逃げでも何でもありません。

もともと営業職志望ではなかったわけですから、悪いことではないのです。

この記事では第二新卒から事務職の内定を勝ち取るためのポイントをご紹介します。

第二新卒でもこなせるの?事務職の主な仕事内容とは

事務職に就きたいと考えているのなら、おそらく事務に関わる業務について調べていると思います。

ですが念のために、ここでは事務職という仕事について、もう一度だけおさらいしておきましょう。

 

事務仕事にはさまざまな種類がある

事務職といえば、内勤部門で目立たない仕事が圧倒的に多いので、あまり仕事内容がわからないという第二新卒の方も多いと思います。

内勤の仕事にも種類があり、事務職の代表格といえば総務・人事・経理・庶務・秘書のような管理部門です。

事務職は一見すると楽に思えそうですが、実際に働いてみるとそうではないことに気づくでしょう。

たとえば四半期末や年度末の経理課などは、目が回るほどの忙しさであることが知られています。

限られた期間で処理をしなければならないため、波はあるものの、遅くまで残って働くこともよくあるのです。

 

見えないところで会社を支える!総務・庶務の仕事内容

総務と庶務の業務は、会社によっては同じ部署として兼務するケースも多いです。

基本的には地味な仕事の連続であり「できて当たり前」「やって当たり前」といわれるような仕事ばかりでしょう。

会社にある休憩室の清掃をしたり、電話番をしたりと、他の部署が仕事をしやすいように会社全体に配慮して仕事をするのが総務と庶務です。

よほど重要な仕事がなければ定時で帰宅できたりと人気の職種ですが、稼いでくる部門と経営者の板挟みになりやすく、社内での発言力が弱くいので、ストレスが溜まりやすいのが総務・庶務の特徴。

総務人事のように人事権を持つ総務だと、社内的には仕事がやりやすいです。

人事権を持っていることで、社内でのトラブルなどもスムーズに解決しやすいでしょう。

 

やりがいは事務職随一!人事の仕事内容

人事部門の仕事は、人に関することすべてを取り行います。

社員の採用から昇給や昇格、給与計算や異動の発令、問題社員の解雇まで、人に関するありとあらゆることを経営者と相談し、ときには覚悟を決めて独断で仕事をで行わないといけません。

社内におけるパワーバランスが圧倒的に強い部門と言えますが、実際には現場の部長クラスの意見をとりまとめて人事異動などを取り込めることも多くあります。

そのため人間関係の中に飛び込んで、人を仕切る調整能力とコミュニケーション能力を求められる仕事です。

法律的な知識(主に労働法や労働安全衛生法)と、自分の意見を持っていないと、あっという間に仕事ができない人事というレッテルを貼られてしまいます。

また仕事自体に正解が存在しません。どのような人事制度を作り上げても、社員の数だけ答えが正解する仕事なので、必ず社員から不満をぶつけられます。

体力も精神もタフで、コミュニケーション能力も求められるため、とてもストレスを受けやすいタフな仕事です。

その代わりに、やりがいは事務職の中でもダントツだと思います。

 

淡々と数字に向き合う!経理・会計の仕事内容

経理部門は、お金に関することを取りまとめる仕事です。管理部門の中で最も激務だと考えておきましょう。伝票の仕分けなどをスピーディにするなど反射神経を求められます。

決算月に至っては、会社の近くにホテルを借りてほとんど泊まり込みで仕事をするような会社もあるほどの激務。とくに大企業であれば決算に要する時間は膨大なものになります。

体力も気力も必要な仕事ですが、一度覚えてしまえばあとはルーチンワークの繰り返しです。

同時にあまり人と触れ合うような仕事でもありませんので、淡々と仕事をすることになるでしょう。

デスクに向かい、黙々と数字と向き合いながら仕事をしたい、というタイプには向いているのが経理だといえます。

 

社長の腹心!秘書の仕事内容

秘書は管理部門に位置づけされる場合もあります。総務や広報などの仕事も兼ねるというケースもあるでしょう。

仕事内容は経営者のスケジュール管理から、出張の手配まで多岐にわたります。社内報の作成を秘書が行う会社もあります。

仕事は裏方中の裏方ですが、秘書の仕事の仕方次第で、経営者がより効率よく仕事に専念できるようになり、経営全体に影響を及ぼす仕事とも言われているほど。

とても重要な業務であり、誇りを持って取り組める仕事です。

主な管理部門はこのような仕事内容ですが、他にも内勤営業という営業職を選ぶこともできます。

 

来店されたお客様を接客!内勤営業とは

営業職は通常であれば、自らお客様のところへ足を運び、商品の説明をする必要がありますが、内勤営業は来店したお客様に商品の説明をして売り込むスタイルの営業職です。

カウンターセールスとも呼ばれる職種で、保険代理店や旅行代理店をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

電話営業のようなテレアポという、アポイントをとるだけの内勤営業も存在します。

自ら商品を売りにでかける営業職に比べて、精神的なストレスはかなり低いといえるでしょう。

また事務職よりも、内勤営業は契約が成立するなどの達成感が仕事で得られますので、営業職でも内勤営業ならばやってみたいという方もたくさんいます。

内勤といってもこれだけの職種があり、あなたがどの分野に飛び込むのも自分次第。

未経験でも物怖じせずに挑戦してみましょう。

 

第二新卒から事務職へ転職するための自己PRと志望動機の書き方

第二新卒から事務職へ転職をするときには、自己PRや志望動機に特別なものは必要ありません。

大切なのは、事務職でもどの部署を希望するのかを明確にすることと、なぜ事務職へ就きたいのか、という理由です。

その一例をご紹介します。

 

第二新卒で未経験の事務職に転職希望!自己PRと志望動機はどうすればよい?

事務職に転職する場合、前述したように職種がたくさんあるため、まずは職種を絞ることが大切です。

管理部門といっても、総務・人事・経理・内勤営業をしたいのか、についてはっきりと志望の職種を選択しましょう。

もしもあなたが営業職の経験がある場合は、人事の採用担当者に採用される可能性が高いかもしれません。

なぜなら、採用業務は営業職に近い特性があり、コミュニケーションが必要な仕事をこなせるのであれば、採用担当者も務まる可能性が高いからです。

また採用担当者は、比較的若い社員に任される傾向もあります。

第二新卒は年齢が若いので、キャリアチェンジも上手くアピールすれば十分に転職は可能です。

たとえば営業職から内勤の仕事に転職したい場合は、過去の実績と内勤の仕事にも活かせる強みをアピールすると、より具体的な自己PRができるようになります。

 

自己PR・志望動機の具体例

営業職から未経験で人事に転職したい、という場合の具体的な志望動機と自己PRを考えてみましょう。

事務職志望であれば、きっちりと業務ができそうな人であれば、十分採用の可能性はありますが、対策しておくほど確率は高まります。

以下の人物像を例に、自己PRと志望動機の例を考えてみましょう。

 

Aさんのプロフィール(背景)

  • 新卒で会社に入社し25歳になる文系の営業職勤務
  • 総務や人事など管理部門を希望したが営業職に配属
  • 向いていないと思いながら3年程営業職をしている
  • 何度異動願いを出しても希望通りの職種に配属されない
  • 売上はなんとか維持しているものの得意先を回るのも苦痛

Aさんは仕事のモチベーションが持てず、なんとか転職できないかと考えています。

得意先を回るのは得意ではないです、細かい事務処理などは得意で、きめ細かい仕事には定評があるところが強み。

また売上は平凡ですが、商品の数値を出してのプレゼンテーションや納期意識は高く、大きなミスをしたことはありません。

そこでプレゼンテーション能力と納期意識の高さをアピールポイントとして、人事職への転職に挑戦することにしました。

 

Aさんの自己PR

これまで私は営業職として3年間ほど従事し、支店では30名中、10番手程度の売り上げを維持してきました。

現在の支店にはベテラン社員が多く、すでに馴染みの取引先を抱えている先輩が多いため、10番手でも維持するのはなかなかできないことと評価されています。

私は人事への配属を希望していますが、経験してきた仕事の中で活かせるのは、プレゼンテーション能力と納期意識の高さです。

納期意識をしっかりと意識して仕事をすることで、採用業務においてもきちんと人員計画に沿った採用を徹底できます。

プレゼンテーション能力は、会社説明会において学生や転職希望者の方たちに対してしっかりと自社の強みをアピールできるはずです。

興味を持ってもらい、人材採用に繋がるプレゼンテーションやコミュニケーションは得意としています。

これが私がこれまでの営業職の業務で培ってきた強みです。

 

Aさんの志望動機

志望動機といたしましては、人事という仕事に憧れを持っております。

会社と求職者の両方の立場で物事を考えなければならない、採用という重要な仕事で自分の力を活かしたいのです。

人事職は正解はない仕事とよく言われていますが、正解のない難しい仕事だからこそ挑戦してみたいというのが志望動機です。

この志望動機と自己PRのように、内勤職にも繋がるような仕事をしっかりとしてきた方であれば、未経験でもアピールすることができます。

ちなみにモデルとなったAさんは無事、転職に成功して人事部に配属→今は海外駐在員として現地法人の管理課長です。

 

第二新卒の事務職への転職はエージェントを必ず活用!

第二新卒から未経験で転職する場合は、しっかりと育ててくれる会社を選ぶことが重要です。

未経験者であっても、教育プログラムや研修プログラムをきちんと整備している会社かどうか?

しっかりと65歳の定年まで見守ってくれる会社かどうか?

など見極めなければいけないポイントがたくさんあります。

選考に進む前にこれらの見極めをしっかり行わないと、入社後に必ず後悔することになるでしょう。

ですが未経験の業界や職種、しかも内勤の仕事の求人の場合、採用後にどんな働き方をしているかまでは、求人や募集要項を見るだけでは把握できません。

転職サイトを眺めているだけでは情報が足りず、いい会社かどうかを客観的に判断することは難しいです。

人生がかかった転職を、ギャンブルのような運に任せて決めるわけにはいきませんよね。

だからこそ第二新卒者専用の転職エージェントに登録すれば、受けたい会社の求人情報だけでなく、社員の気質や社風・経営者の考え方まで教えてくれます。

転職エージェントのキャリアコンサルタントは、実際に求人先の会社に何度も訪れ、会社の雰囲気をつかんでいるケースも多く、転職サイトの求人を見よりも情報量が多いのが強み。

ほかも面接の練習や業界研究、履歴書の添削など1から10までしっかりサポートしてもらえるため、ぜひ利用をおすすめします。

 

第二新卒の事務職への転職まとめ

事務職の求人は転職者からの人気がとても高く、競争率が高いです。それだけ皆さん、営業職から事務職への転職を希望する方が多いということですね。

ですが転職エージェントを活用し、自分の希望や適性にに合った非公開求人を紹介してもらえば、採用までの道のりはグッと近づきます。

限られた貴重な時間を無駄にしないように、ぜひ第二新卒専門の転職エージェントを活用して転職成功を目指しましょう!

第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

>>【3社だけでOK!】第二新卒の転職活動で使うべき転職エージェント

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