第二新卒での転職活動って実際はどんな感じなのか、新卒のときの転職活動と違うのはどこなのか、を知りたい人は多いのではないでしょうか。
周囲もかなり転職活動を積極的に進めているのを見ていると、自分も転職するべきなのかを考え始めるころ。
かといって就職してから1年もたっていないのに、こんなに早く転職してもよいのかと、かなり迷う時期でもあります。
実際にあまりにも早く転職し過ぎると、今後の転職に不利なパターンもあるのは事実ですが、今の会社で働き続けることに疑問を持ち、葛藤しているのでしょう。
そのため深く悩んでしまうし、辛い気持ちだと思いますが、これも乗り越えなければならない壁の一つです。
今の会社に残るのも正解ですし、自分が本当にしたいことのために転職するのも正解。
この記事では、第二新卒で転職を決めたあなたが、転職活動を始めるための具体的な方法をやさしく解説します。
目次
第二新卒ではじめる転職活動の具体的な方法とは?
第二新卒の転職はむずかしいと誤解している人は多いですが、決してそんなことはありません。
たしかな戦略を持って転職活動をおこなえば、転職すること自体はそれほどむずかしくないでしょう。
なぜなら第二新卒枠で人材を募集している企業は多く、あなたを採用するメリットがあるからです。
ではこれからあなたが転職活動をはじめるなら、具体的にどのような戦略を取るべきなのでしょうか。
第二新卒からの転職なら転職エージェントを
第二新卒の転職活動の具体的な方法としては、転職エージェントに登録するのが一番有利です。
どの求人媒体を使って転職活動をするべきかは迷ってしまうものですが、媒体次第で難易度は大きく変わります。
転職エージェント以外の転職活動の方法には、ハローワーク・転職サイト・合同企業説明会などがありますが、どの活動方法にも一長一短があるもの。
それぞれのメリット・デメリットを知りましょう。
第二新卒の転職にハローワークは鬼門!避けておくのが無難
第二新卒からの転職活動で、はじめに思い浮かぶのがハローワークだと思います。
新卒の就職のときは、リクナビなどを使用して就職活動をしていたと思いますが、転職活動になるとなぜかハローワークに頼る人が多くなるもの。
なぜなら退職後に雇用保険の失業給付を受けようとする点が、ハローワークを選ぶ原因です。
雇用保険の失業給付の説明会を受ければ、いつのまにかハローワークが活動のメインになってしまいやすい、というわけなんですね。
もちろん失業保険の給付のためにハローワークを活用するのはOKですが、あくまで本気の転職のためには、民間のサービスを活用することを心がけましょう。
なぜならハローワークでは、機械的にあなたの希望とマッチする企業を選択し、取り次ぐだけの公共サービスだからです。
そのため企業の実態などを職員が知ることはなく、ブラック企業に当たる恐れも高くなります。
質のよくない求人が溢れるために、優良企業を見つけるのは至難の業。
仮に一般企業であればだれも使わなくなるレベルの質ですが、ハローワークは公共サービスのためにそれでも問題ないというわけです。
質のよい求人も紛れてはいるものの、それを探し当てるだけで骨が折れ、しかも倍率が高くなるため、つらい転職活動になるかもしれません。
>>第二新卒の転職活動でハローワークを利用する大きなデメリット3つ
転職サイトの落とし穴!第二新卒よりも経験者が採用される
転職サイトには、何百万人もの人が登録しています。
単純に人気職種である事務などを狙う場合、倍率はほかの何十倍も高いと考えるのが無難です。
さらに転職サイトの特徴として、掲載期間が短く光学の費用がかかります。
大きめの広告枠で1ヶ月あたり120万円から200万円もかかるため、採用担当者はその中で優秀な人材を採用しなければならないので経験者を優遇しやすいのです。
もしも「未経験・第二新卒歓迎」の文言のある求人でも、あなたの応募と同時に経験者からの応募があれば、後者を採用する傾向が強いということ。
掲載期間内に結果を出さないと求人広告費用が無駄になってしまうため、未経験の人材を雇うことにリスクを感じるというわけです。
これは未経験で第二新卒での転職を狙う転職希望者には不利だといわざるを得ません。
第二新卒で転職をしたいと考えているのなら、職種や業種を希望している人もいることでしょう。
そんな人が転職サイトを使う場合は、業界経験者というライバルが多すぎるのです。
転職サイトでのエントリーは、だれでも手軽に応募できるために、いい求人にはそれだけ苛烈な競争が生まれます。
できるのであれば、戦う相手が少ないフィールドを選ぶようにしましょう。ライバルが少ない場所で戦うのは、個人の戦略としては基本中の基本なのです。
合同企業説明会の落とし穴!第二新卒なのにまたブラック企業に捕まることも
合同企業説明会には2通りの説明会があります。
銀行や公共職業安定所の主催する、会社が参加費用を支払わなくても良い合同企業説明会。
そして参加費用を支払う必要のある、民間の転職サイト等が主催する合同企業説明会です。
まず圧倒的に多いのが公共職業安定所の主催する無料の会社説明会から。
この説明会に参加している企業は、採用にお金をかけられない中小企業が中心に集まっており、待遇もそこまでよくない傾向があります。
そのためよほど興味を惹く何かがなければ、参加は避けておくのが無難です。
つぎに銀行等が主催する合同企業説明会ですが、まずほとんどの会社が銀行との付き合いでの参加が大半です。
そのため本気で求人しているというよりも、銀行へのポーズとして参加している企業が多く、採用率が低いケースばかり。
なんでも経験、と参加してみるのであれば問題ありませんが、なんとなくの参加で意図していない企業にそのまま就職…とならないことには注意しましょう。
転職サイトが主催する、たくさんのお金をかけて参加する合同企業説明会では、一流の企業ばかりが集まりますが、採用されるのには時間効率が悪すぎます。
一流企業が合同説明会に出展している点は評価できますが、その場合はたくさんの来場者がいることから、採用の選考に時間がかかりすぎます。
合同企業説明会で集めた資料をベースに採用候補者を絞り、そこからさらに選考を行い、通ればようやく面接がはじまるというムダとも思える工程があるのです。
もちろん意図している企業があれば、参加すべきですが、時間がかかることだけは知識として知っておきましょう。
第二新卒なら転職エージェントが圧倒的に最適解
転職エージェントはまず、時間効率の高さがメリットに挙げられます。
登録して面談を受けられ、履歴書や職務経歴書も最適化されたフォーマットまで手配してもらえるでしょう。
あとはフォーマットに指示通りに記入して転職エージェントに送るだけ。
その履歴書と職務経歴書をもとに、転職エージェントから求人を紹介してもらうという流れ。
エージェントから求人の紹介を受けながら、気に入った案件があればインターネットからエントリーします。
転職活動を一人で行うのではなく、転職エージェントのアドバイスを受けながら進められる点がメリット。
それに面倒な履歴書と職務経歴書の提出代行もしてくれるのもうれしいですね。
そして希望している企業の面接が決まれば、転職エージェントから企業毎に最適な面接の対策をしてもらえるのですが、このアドバイスがとても役に立つのです。
企業の人事担当者が、求職者のどこに着目しているかなどのデータを蓄積しており、面接に突破するためのアドバイスは強力な支援となるでしょう。
エージェントの年収交渉が大きな利用メリット
企業からの内定が出ても、提示金額が希望よりも低い場合は、転職エージェントに連絡すれば年収について交渉を代行してくれます。
「御社が年収600万円以上を出せるなら入社したいそうです。他にも面接に行かれているので、条件のよいあちらの企業から内定が出れば取られてしまいます。よろしいですか?」
とこのように転職エージェントから、人事へじょうずに交渉してくれます。
これが転職の成功と年収アップにつながりやすいのです。
転職エージェントの利益は、転職した人の年収の30%が相場のため、年収を高くすればするほど売上も上がるため、彼らはあなたの味方というわけです。
そのため年収アップという転職成功例が多いのが、転職エージェントの最大のメリットでしょう。
また転職エージェントが優秀であれば、中小企業から大企業への転職もむずかしくはありません。
第二新卒の場合には、選考基準が一般の転職よりも緩いことが多いためです。
新卒時よりも第二新卒で大企業を狙うというキャリアアップも、現在ではセオリーとなりつつあります。
試さず諦める前に、まずはどんどんチャレンジすることです。
第二新卒の就職率が高い時期は?
第二新卒の就職率が最も上がる時期は、毎年2月から3月でしょう。
毎年2月から3月にかけて転職希望者を選考し、4月から5月の間に入社してもらうのが第二新卒では一般的な流れです。
第二新卒からの転職活動の方法・進め方まとめ
第二新卒の人材は、今は多くの企業側が欲しがります。
ですが第二新卒として扱ってくれる時期には限りがあり、それを越してしまうとただの中途採用になり、苛烈な競争の中で内定を勝ち取らなければなりません。
そのため第二新卒という、時間の限られたボーナスタイムを無駄にしてはいけないのです。
そして時間的なメリット、求人の質などを考慮すると、転職エージェントの利用が間違いなくオススメでしょう。
ぜひあなたも転職エージェントを積極的に活用し、第二新卒での転職成功を目指しましょう。
第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。