海外でどう働くか?

日本人が海外就職/転職しやすい職種や業種まとめ

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日本人が海外で就職や転職をする場合、どのような仕事があるでしょうか?実は、意外と語学力は不要な求人も多くあります。今回は雇用形態ごとに求人が多く出ている仕事(業種・職種)について詳しくご紹介します。

 

現地採用の求人が多い職種

基本的に、日本人が海外で現地採用してもらえる仕事は、よほど特殊な技能を持っていない限り【日本人向けの仕事】が多くなります。

その為、日本人が多く暮らしている国(中国・東南アジアなど)の求人が多いです。ただし高級な日本料理のお店はヨーロッパやアメリカでも求人があります。

現地採用の求人が多い業種は【食品 接客 サービス 事務職】など。

 

 

日本料理屋・寿司屋

日本食ブームはまだまだ拡大傾向にあります。香港も、日本食レストランや寿司屋、居酒屋などがたくさんあり、日本人よりも現地の人の方がお客さんは多いです。

調理師免許を持っている人や、特に寿司職人としての経験がある人は色んな国で需要があり、日本人が住んでいるような国ではだいたい求人があります。また、海外では本格的なお寿司屋さんや日本料理は高級な事が多く、職人さんは高給取りな場合が多いです

日本でイタリア料理を食べる時にイタリア人のシェフや、イタリアで修行してきたシェフがやっているお店は人気が高いのと同様に、海外でも日本料理屋お寿司は日本人の職人がやっているお店の方が繁盛します。

というか、日本料理屋寿司屋でオーナーシェフが現地の人というお店は正直、あんまり美味しくない店が多い。おそらく、現地の人の口に合うようにローカライズされ過ぎているか、そもそも日本食のスキルが低い人が料理を作っている事が原因だと思いますが・・・

 

 

ツアーコンダクター・ツアーガイド

現地発のツアー会社に就職し、日本人向けのツアーの企画・添乗などを行う仕事。

日本人が観光に行くような国ならたいてい求人があります。大手の旅行代理店から仕事を請け負って仕事をします。

お給料は日本人が少なく、現地の言葉が英語以外の場合比較的良い給料をもらえる事が多いです。現地の言葉を話せる事も求人の条件となりますが、日常会話レベルの言語力があれば十分就職のチャンスがあります。

また、最近は中国人観光客が爆発的に増えている為、中国語(普通話)と広東語が喋れればかなり重宝される存在になれます。英語を使えるツアーガイドはたくさんいますが、中国語と日本語が使えるツアーガイドはまだまだ少ないです。

ツアーガイドになる為には、ヨーロッパを中心とする歴史のある国では、ライセンスの取得を必要な場合もあります。

一方で、旅行会社のトレーニングを受けることで、すぐにツアーガイドができるところもあります。

 

 

美容師・理容師

ほぼ100%現地に住む日本人向けのサービスです。海外で暮らす日本人も、なかなか現地の美容院には入りにくいものです。自分の髪型を英語とか現地の言葉でリクエストするのは難しいです。

また、駐在員がたくさん住む国の場合、駐在員の奥様やお子さんもたくさんいる為、日本人にサービスをしてもらえるお店は非常に需要があります。

ちなみに香港の場合、ローカルの美容室や理容室は非常に安いのですが、英語が通じずかなりキビシイです。私も以前現地の美容院に行きましたが、思いっきり香港スタイル(極度のカリアゲとアシンメトリー)にされて以来、日本人がいる美容院に行くようになりました。

現在香港には30,000人近くの日本人がいる事を考慮しても、こういった日本人向けサービスの需要は衰えないでしょう。

美容師や理容師の資格は、国によって必要な場合と不要な場合がありますが、日本で美容師や理容師の国家資格を取得して実務経験があれば問題ないでしょう。

余談ですが、香港では美容師の資格はありません。鋏を持てばあなたも今日から美容師デビュー!という状態です。

 

 

日本語教師

国際交流基金のデータによると、海外で日本語を学んでいる人は約400万人もいると言われています。また、海外で活躍する日本人教師は30万人を超えています。

特にアジア地区で日本語教育は盛んです。例えばベトナムでは中学校や高校で第一外国語として日本語教育を行っていますし、インドネシアではなんと高校の必修科目の一つに日本語があります。

ちなみに世界で一番日本語を学んでいる人が多いのは中国で約100万人、続いてインドネシア90万人、韓国80万人・・・・これは2012年のデータですが、最近ではタイからの観光客増加や、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどASEANの学習者が増加傾向にあります。

東南アジアで日本語学習が盛んな背景には、日本で働く為や、日本人相手のビジネスをする為など、仕事の為に日本語を勉強する人が多いようです。

ちなみにアジア以外で一番多いのはアメリカ(北米)で15万人です。外国の日本語学習者の90%は東南アジアや中国圏で、ヨーロッパでは日本語はほとんど浸透していません。

日本語を現地の人に教える為には、現地の国の言語をビジネスレベルで話せる言語力が必要です。また、日本語が喋れる事と、日本語を全く知らない人に教える事は大違いです。

【日本語教師】の資格というものはありませんが、日本語を海外で教える人達はたいてい下記の条件を1~2個はクリアしてから日本語教師の道を進まれる方が多いです。

 

日本語を教える為に推奨される条件

①大学で日本語教育科目を専攻し、卒業している。
②日本語教師養成講座で420時間以上の教育を受けている。
③日本語教育能力検定試験に合格している。

社会人になってから日本語教師を目指すのであればまず、③の日本語教育能力検定試験を突破する事が日本語教師への第一歩といえます。

今後も東南アジアでは日本語教師の需要は増加する事が見込まれますので、チャレンジしてみる価値は十分にあります。

>>海外で日本語教師として働く方法、資格や各種情報

 

 

保育士・幼稚園教諭

Nursery

主に日本人の駐在家族の子供向けの保育園や幼稚園の求人は、日本人が多く住む国では求人が良く出ます。

ポイントとしては完全日本人相手の為、語学力不問な事が多い事、専門職扱いの為、就労ビザ取得の際に学歴の壁が比較的低い事等が挙げられます。(シンガポールやアメリカは大卒じゃないと厳しい)

保育士、幼稚園教諭の海外就職については別途詳しくご紹介してますので是非ご参照ください↓

>>海外で保育士・幼稚園教諭の資格を活かして働く方法

 

 

家庭教師・塾講師

意外と求人が多い職種で、私の友人も働いている人がいます。家族で海外に住んでいる日本人駐在員のお子さんを対象にした塾や家庭教師です。

駐在員の場合、海外に住んでいてもいつかは日本に戻ります。日本人学校やインターナショナルスクールだけでは受験対策などが十分ではない場合がある為、需要が結構あります。

>>海外で塾講師の経験を活かして働く方法

 

 

引っ越し業者

主に日系の引っ越し業者での現地採用がメイン。駐在員家族の入退去時の引越し作業を担当する事が多いです。

日系企業は海外赴任時に日系の引っ越し業者に委託する事が多い事と、駐在員の入れ替わりが常にあるのでビジネスとしても安定しています。

また、現地のスタッフだけでは日本人的なサービスを提供できなかったり、荷物や家具の設置などのリクエストを受ける事が難しい為、日系業者に引越しをするとほぼ必ず1人は日本人が現場担当につきます。

国内で引っ越し作業の経験があれば、比較的転職のハードルが低い職種といえます。

 

 

ホテル等の日本人向け接客

観光客がたくさん訪れる国では、接客業の求人は募集が多いです。日本人の問い合わせの応対などを任されます。

中国語も話す事ができればさらに重宝されるでしょう。(実際日本人より中国人旅行客の方が圧倒的に多い為)日本の高級ホテルも、日本語・北京語・広東語が喋れる中国の方が良く働いています。観光に関わる仕事では中国語が使えると仕事の幅がかなり広くなります。

 

 

コールセンター・テレアポ

つい最近、日本テレビの「幸せ!ボンビーガール」という番組でも、タイの現地採用で働く女性が特集を組まれていました。

確かに求人を見ると、タイのコールセンター(日本語対応)等で語学・経験不問で募集があり、テレビ放送もあった為今後はタイの現地採用が注目されて人気が上がるかもしれません。

しかし、タイの日本人向けコールセンター求人は給料が安い事が多い。ビザで保障される日本人雇用の最低給与の5万バーツ前後なら良い方で、実際は家賃とかを差し引いて3万バーツ前後、、というケースもあるようです。

また、キャリア構築の観点から見ると、男性の場合は将来的に苦しいかもしれませんね。仕事内容が日本で働く事と内容が一緒なので。

とはいえ、就職の選択肢として海外が注目される事は個人的には喜ばしい事だと思いました。

 

 

Webデザイン、ITエンジニア等

IT関連の業界での勤務経験や、Webエンジニアとしての実務経験は海外就職を行う上で求人も比較的多いです。

海外求人のある国も、先進国~発展途上国までたくさんの国で募集があり、WEB構築やアドネットワーク構築、基幹システム立ち上げなど幅広く、自分の経験や得意分野にマッチした求人を見つける事が出来れば海外就職のハードルは下がります。

就労ビザ申請の面においても、WEBエンジニアは「専門職・エキスパート」として認識される為、国にもよりますが実務経験と実績があれば比較的審査も通りやすいです。

>>海外でIT業界、WEBエンジニアの経験を活かして働く方法

 

 

その他 事務職

商社やメーカーの海外現地法人は、駐在員は1人だけで他は現地スタッフという場合もあります。

営業活動がメインの場合トップの駐在員が常に外に出ている事も多い為、社内の事務処理などの中でも日本人でないと難しい仕事(本社とのコミュニケーションや総務的な仕事)が滞りがちです。

駐在員として事務職を1人配置するとコストが非常にかかる為、現地採用で日本人の事務職を雇う会社もあります。

※ただし、このような「コスト削減の為の現地採用」の場合は、給料も手当も安く、駐在員にコキ使われるだけのケースもありえます。実際に、会社に入るまで見極めが難しい所ですが、求人の応募資格や仕事内容をよく見極める事が大切です。

「その会社が日本人を必要としている理由」を考えてみるといいかもしれません。



駐在員採用の求人が多い職種

駐在員候補は過去の経験が最重要!

駐在員として採用の場合は、現地採用に比べて会社が負担するコスト(給料、各種手当等)が大きい為、より専門的または経験がある人材向けの求人が多くなります。

もちろん、業界未経験の募集もありますが、前職の経験や知識、資格を活かした方がより良い待遇の駐在員職に就く事ができます。

また、海外求人の中には最初から海外赴任ではなく駐在員候補として日本で1年~2年働いて適性を判断の上、海外赴任するパターンも多いです。

駐在員である以上いつかは日本に戻るので、日本の本社の社風にも慣れる必要があるます。また、日本で少し勤めてからのほうが駐在時のビザ申請なども円滑に通るケースが多いです。

駐在員候補の求人が多い業種は【金融 コンサル WEB関係 メーカー 商社 貿易】など。

 

日系現地法人向け営業(B to B)

一言で営業と言っても多種多様ではありますが、営業経験がある人間は海外でも求人があります。結局、海外で働いていても日系のお客様の現地法人に対して営業をする場合などは日本人同士のビジネスやお付き合いがメインになる為、英語や現地の言語がうまくしゃべれなくてもその業種での営業経験があれば仕事になります。

業種で言うと、モノづくりをしているメーカー、そこへ商品を納める電子系・半導体系・機械系の商社や、食品系営業(日本の食品の流通に携わる仕事等)多種多様です。

>>海外で営業職の経験を活かして働く方法

 

 

金融関係・証券関係

銀行マンや証券会社等は駐在員の中でもレベルが高く、報酬も待遇もよい傾向にあります。
金融系の駐在員はイメージ的には出世コースに乗る為の箔付けという印象が強いです。

しかし新卒入社のエリートたちは、3年ほど海外駐在員として経験を積んで日本に戻り出世していく事が多いです。その為、現地に精通精通した日本人駐在員が不足しがちであり、その国専任の駐在員を中途採用で募集する企業も多い為転職のチャンスがあります。

 

 

コンサル・監査業務・会計業務

海外に進出している日本企業への監査や会計サポートをしたり、日系企業が新規現地法人を立ち上げする際にはコンサルタントが必要です。

日本で会計業務の経験や監査法人での経験がある人は海外でも常に求められています。監査業務や会計業務は国際資格やその国の資格を取得している必要がある場合が多いですが、現地の会計士や監査法人は日本企業の商習慣に詳しくない場合もあり、日本の会計や監査にも精通した人材も同様に求められます。

>>海外で経理・財務の経験を活かして働く方法

 

 

人事・労務・総務

日系海外現地法人の現地スタッフの管理はなかなか大変です。国によってはすぐ辞めてしまったり長期休暇明けに逃げ出してしまうような人もいます。

その国の文化や風習を加味した現地法人の社内規定作成や採用計画など、人事や総務系の経験がある人は語学力が低くても採用のチャンスがあります。

 

 

工場管理・品質管理・生産管理

中国は一時期よりも工場進出が減り、その代わり東南アジアやASEAN地域、自動車関係で北米や南米(メキシコ)など、モノづくりの現場は相変わらず海外へどんどん広がっています。

衣料系のメーカーであれば近年はパキスタンやバングラデシュ、カンボジアなども注目されています。

工場での品質管理や生産管理など特定の分野に精通した経験を持っている人は海外工場の駐在員として求人が多いです。自動車系、半導体系、電子部品系のメーカーは特に同業での職務経験があれば海外へ転職する事はそこまで難しくありません。

>>海外で製造業(メーカー)勤務の経験を活かして働く方法

 

 

購買・調達

メーカーや商社などの部材・部品の調達などの経験を求められます。特に新興国やASEAN地区で【早く・安く】部品や資材の調達をする事はコスト削減の面でも重要視されており、メーカーでも海外に集中購買拠点(グローバルIPO)を設置する会社も少なくないです。

多少の語学力と交渉力、前職での調達や商材に関するノウハウがあれば比較的転職先は多いと言えます。

>>海外で製造業(メーカー)勤務の経験を活かして働く方法

 

 

海運・航空・ロジスティクス

海運の乙中やフォワダー、倉庫業者など流通(ロジスティクス)に携わる人は駐在員候補として世界を飛び回る場合が多いです。

通関士のような国家資格が無くとも、航空業界や海運で働く事は可能です。こちらもやはり職務の経験があるとよいでしょう。

グローバル展開している日系のフォワダーは駐在員数名と現地採用の日本人数名+現地のスタッフがたくさん という感じです。 仕事はほぼ英語ですので、ビジネスレベルの英語力が求められる事が多いです。(TOEIC700~850点程度)

 

 

まとめ

海外で就職・転職する場合は【高度な専門職のスキル】【前職での経験と知識】があれば良い待遇の仕事を見つけやすくなります。

それに併せて、外資系で働く場合はビジネスレベルの英語力を求められる事が多いですが、日本人向けのサービスやビジネスが主力の日系企業やローカル企業の場合、英語力はそこまで枷にならないでしょう。

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